生産者と消費者との連帯が大切
開会挨拶
実行委員会事務局長 高橋宏通 3月30日にトラクター行進をしたが、24カ所、述べ6,930名、トラクター117台、軽トラ等の車両174台が参加した。まだ、道半ばで来年3月29日に第二回をしたい。
農政が目まぐるしく変わり、どうすればいいのか。消費者は「農家が儲かっている」と思っている。そうした考え方を変えないといけない。生産者と消費者との連帯が必要である。いま、作っている人がどんどん減ってきている中、農地を守ることの大切さを確認していきたい。
できないではなく、どうすればできるかを考えるのが行政
山口ひとみ 山形県の令和の百姓一揆の共同代表。11月24日に山形市でトラクター5台、軽トラ15台で行い200名が参加した。その後、「農と食の未来をつなぐ」というシンポジウムを開いたが、こちらも300名が参加した。生産者と消費者とが3名ずつ登壇してのクロストークとなったが、生産者側からは農業は水循環を守っており、国防でもあり、中山間地域農地の重要性、そして、新規就農者をどう確保するかが主張された。消費者からは、食の安全、食農教育を訴え、農業と関わることが楽しい、知ることから何かできることを考えたいとの意見がでた。また、市民側からの要望に対して「それは、できない」と答えるのではなく、「どうすればできるかを考えるのが行政だろう」という行政に対する厳しい意見もでた。とにかく、今の農政があまりにも猫の目で先が見通せないことから、色々な意見交換が出された。そういうことを知ることができたのは大きな進歩だったし、「小さな座談会をこれからもやって欲しい」との意見もあったので、色々な形でこれからも続けていきたい。また、実行委員会には議員も参加していたので、ほとんどのテレビでも一揆について報道され多くの人に知ってもらうことができた。
マスコミよりもフェイス・トゥ・フェイスで農家と語ることが一番
堀井修 どうやって一般の人に広げるか。JAにも入ってもらうこと。また、テレビ、新聞、マスコミにどう扱ってもらうか。これを最大の課題としたことから、実行委員会の段階からテレビにも取材してもらったため、地元の新聞でも一揆の1週間前から告知されたことから、盛り上がった。6月14日に長岡市でトラクター9台、軽トラ35台で行い約220名が参加した。
結果からして、トラクターを出すことは労力もかかるので、これを何十台も連ねてやることはしないほうがいい。むしろ、これからは、軽トラでやろうということになった。また、自民党の県会議員、JAの組合長も来たりした。全県ではなく、長岡市ならば長岡市とか、県内の各地域毎で多発的やったほうがいいと思う。また、消費者にも来てもらって話をしてもらったが、「なるほどな」と思ったのは、テレビや新聞では実態がわからないが、フェイス・トゥ・フェイスで農家と話すことが一番効果的だと。また、今、米価がおかしくなっているが、これが3万円を切ったら大変なことになる。なお、最後に提案したいのは、菅野芳秀さんが倒れたらしいのだが、少し痩せてもらったほうがいい。
無関心の消費者がどう農とつながり自分毎として考えるかが大切
あすなろ 三鷹市の井の頭公園でオーガニックフェスタをした。事務局の高橋さんと市村さんに来てもらって、「コメ問題をどう考えたらいいのか」について講演をしてもらった。また、11月9日には、多摩市、稲城市、府中市の30区が高橋さんを呼んで、「コメの高騰ではJAが悪だ」とか、言われているが、これが何であったのかについて学んだ。
東京といっても、多摩地域にはまだ農地が残っているので、一括りで「東京」にするのではなく、都心部でどのようにして農業とつながるのか。少しづつ、農業との距離を詰めていきたい。まだ、勉強会だけからしかできていないのだが、仮に百姓一揆をやってトラクターデモを仕掛けたとしても、圧倒的大人数の消費者がそれを「自分毎」として考えないと始まらない。関心のない人にそれをどう呼びかけていくか。本来、農業があるべきかはどうかは高橋さんのお話を聞けばわかるだろうが、そうしたことを都内の皆さんと協力してやっていきたい。
都市からの移住者が多い地域や食健連の経験から、消費者の関心をどう高めるかを学びたい
吉野信次 千葉県の松戸市。3月30日の港区のトラクターデモには参加した。農業の消滅とかを他人事として受け止めていたが、菅野芳秀さんの訴えで、考えさせられるものがあった。「安ければ、どこで作られた農産物でもいい」という都市に住む人たちに対して、どう連帯していけるのか。そこで、5月に「農と食の危機」への緊急勉強会を呼びかけた。そして、千葉県でも大規模な生産者と意見交換をした。そして、我々は、素人なのだが、10月7日に農水省と交渉。34項目の質問をして、20の提案をした。その結果、「農業の消滅は確実に来るな」と改めて実感した。これからは、千葉県の中でも色々なところで意見交換をやっていきたい。鴨川市のように都会からの移住者が多いところや生活クラブ生協、農民連の食健連とか。そうした中から、都市の市民の意識をどう変えていくかを学んでいきたい。江戸時代からの百姓の戦いに学びながら、農を国の基本にしたい。
杉山敦子 今、国会議員が何人か見えられたので挨拶を。
打越さく良 立憲民主党の参議院議員の打越さく良です。新潟選出です。米価の高騰とか皆さんが言われるとおり。なのに、こうした意見が国会で通らない。
ラサール石井 この10月に新潟の堀井修さんのところに行った。素人ながら自分が考えたのは、農業は、資本主義や新由主義では無理で、やはり、社会主義的でないと成立しないのかなということだ。
多ケ谷亮 れいわ新撰組の副代表をしている。鈴木宣弘先生と全国20ヶ所を回っているが、政府がチグハグな農政をする中で、国民の農業への関心は高まっていると。国民の関心が高い今ほどチャンスだと思う。生産者が安心して仕事ができる環境づくりをしたいし、食の安全保障からもそれを達成したい。
ほとんどの消費者が実態を知らない、農業消滅まで時間がないので最善策を考えたい
藤松泰通 静岡県の浜松市。3月30日は突発的に行ったが、100名が集まり関心が高いことがわかった。そこで、7月21日に15台のトラクターで行進をした。その時も160名くらい人が集まった。その近くで井戸端会議を行い、山田正彦先生にも来てもらった。多くの消費者が知らなかったといい、時間が足りないくらいのいい集会となった。来年もまた行いたい。
浜松は市としては大きく、農家数も多いのだが、全体としては関心が高くない。4月にはテレビで報道してもらったがまだ関心は高まっていない。まず、JAとつながることが大事。そして、国民運動として盛りあげていかないと、あと数年で日本農業がどうなるかわからないので最善の策で動いていきたい。
原爆でゼロから出発した広島は寸劇で人々の関心を集める
鎌谷一也 鳥取県で農家540戸で265haを耕作する農事組合法人。以前に調査をしたら、半分以上の農家が経営が苦しいと。誰がこんな米価にしたかということで、デモをした。そして、いよいよ2024年には「このままでは稲作が続かない」ということで、全農に交渉に行ってきた。そのころは5キロで4,200円だった。生産者、農協、卸売り、小売業と関係しているが、2万4000円。生協でも5,000円で売っている場合ではないと。消費者には新聞折込で5万部を出した。鳥取の中で生産コストを明らかにして、鳥取県民の適正価格を出していきたい。そして、オーガニックにも取り組んでいく。
宮地候子 広島だが3月30日の令和の一揆で西原美和さんと知り合った。そこで、3人が立ち上がった。北広島と広島市で2回行った。7月21日はトラクター10台、軽トラ10台で行い70名が参加した。11月24日はトラクター5台、軽トラ15台で行い100名が参加した。2回目は趣向を凝らして寸劇もした。
西原美和 日本の自給率は38%だが大阪や東京は0%である。そこで、「語る場、つながる場、学ぶ場」をスローガンにまず、知ってもらう。そして、お互いに理解する。自分の命は自分で守る。そして、一人一人が代表。ここで話している時間がなんだ。そう思ったら、単純でシンプル。被曝直後の広島と同じく、ゼロから作っていく。
杉山敦子 ここからは、ウェブからです。
猫の目農政ではなく、農家つぶし農政
伊藤政志 愛知県農民連の会長である。3月30日には東京で参加した。食健連の総会があって静岡県の浜松市でもやったと聞いていたので、豊橋市は愛知でも3番目の都市だが、11月16日に開催した。学習会も行うので印鑰智哉さんに講演に来てもらい、事前にアグロエコロジーのプレ学習会を行った。初めてだったがトラクター4台と軽トラ10台を集めてインパクトを作ったのでパレードにはなった。政治家は来なかったがマスコミが扱ってくれた。先ほど「猫の目農政」とNO意見があたったが、猫の目どころか、規模拡大、大型化、ハイテク化。そして、外国に輸出するという政策になっているので、まさに国内農業を潰すための政策になりつつあることがシンポジウムや学習会から出てきた。価格補償や所得補償で農家に安心して農業をやってもらうことが重要なポイントである。3月には名古屋でやる。豊橋市は60人だったが、名古屋は100人は集めたい。都会の真ん中でやることはインパクトがあるのではないか。
JAもこちら側の主張に共感・賛同
中井良久 滋賀県では湖東市と近江八幡市で軽トラパレードと街頭宣伝を行った。各JA。新婦人、食健連で、集まってのぼり旗も作った。意外なのはSNSで出したら、大阪、京都からも人が来たことで関心の高さを実感した。7月4日は宣伝しないのに、消費者の方から参加したいとの声があった。秋のグリーンウェーブで各JAを回っているが「農民連のいう通りだ」との反応がある。つまり、生産者と消費者がウィンウィンでやっていくと。我々は農村を中心に回ったが、これからは大津など滋賀県の大都市でもやっていかなければあかん。
国民皆農も視野に入れた息の長い運動を
森本吉秀 奈良県の農民連の事務所は飛鳥村にある。この建物の隣が斉明女帝の古墳である。世界遺産に来年登録されるが、すぐ前に星野リゾートのホテルが建設中である。入省2年目に、農水省の職員の時に現場で田植えをしたいと 鈴木農林大臣が田植えをしたところである。だから、現場を知らないわけではないが、今、叩かれている。最初は軽トラ20人で組合員。SNSで集めたら100人とかどんどん集まって、JA奈良から県庁まで2キロあるのだが行進した。一過性だとダメで、「令和の百姓一揆」のフレーズは浸透しているので、恒常的な運動とか活動とかは息が長いことが大事である。僕も60代だがほとんどが70代で棚田の米を作っているので引き継ぐために頑張っていきたい。
安田政教 京都農民連の代表、食健連の事務局長。丹後で実施した。京都の八条駅で食県連として宣伝した。また、京都は広いので丹波町でも美山町を2回やった。「何が起こったんだ」という宣伝効果があった。農民連と新婦人の産直35年の35周年の学習で、7月12日のシンポジウムは200人が参加した。学習会での講師要請もある。国民皆農を考えていきたい。
関心ある人をつなげる広報活動が大切・楽しいイベントは有効
安渓貴子 山口県ではラインでつながって、東京でもやるのでこちらでもやろうと。石田卓成副会長が中心になっている。私は35年間も続いている「山口環境保全型農業推進研究会」の副会長で、山口県庁の前でやったが、岩国、下関と県内各地から100人も集まってきた。楽しい行進を桜が散る中でやって良かったと思う。
さて、今度の3月29日には有機農業の6団体が一緒になってやる予定だが、3月1日に印鑰智哉さんに来てもらってスマート農業で話をしてもらう。もう一回、しっかりやろうと考えている。百姓一揆は広報がきちんとできていなかったのでマスコミは2社だった。また、もう一つ、この夏に山口県の県庁で農業振興課と意見交換会を開いた。また、県会議員にも集まってもらって意見交換をしている。山口はニュースがつながらないので広報活動がまず大事。そうしたところともつながって山口県でいろんなニュースを伝えたい。
森あやこ 福岡県は11月30日に鈴木宣弘先生を呼んだシンポジウムを弁護士会館でやった。その近くの六本松の交差点で街頭での宣伝をした。トラクターは無理なので紙で組み立てやった。リレートークは、グリーンコープの農家支援、農家、田園プロジェクト。モデル的な活動をしている初面もした。非常に多かった。農家の切実な思いが伝わった。やるべき農政がやれていない。
薬師寺ひろみ 大分県のグリーンコープ生協おおいた。グリーンコープには43万人の組合員がいる。温暖化で規格外野菜になっているので、それを売り買いしている。大分大学の小山敬晴先生と一緒に私たちもやろうではないかと。大分県だけでなく北九州市からもきた。生産者と消費者の意見交換会では、無農薬の高原野菜を作りたいとか、無農薬のブルーベリーの認証を取ったとか。買って応援するだけでなく援農をしていこうという仕組みをつくった。これからもオールグリーンコープにこの動きを広げていきたい。
渡邉浩 農業と環境の問題を大事にしようと広範な国民連合熊本を一昨年に作った。80人くらいが集まった。熊大の名誉教授の徳野貞雄先生を呼んで、課題を知ってもらった。この課題をいかに多くの人に広げていくか。鈴木先生にも来てもらったが、普通の農家ともいかにつながるのかが課題である
沖縄県のビデオ上映 沖縄の自給率は30%だが、サトウキビを除くと6%。アメリカの要請で農業を弱体化してきた。ある農家は100頭牛を40頭に減らし、空いた時間でアルバイトをしている。農家が廃業し、農家は絶滅危惧種。ヤンバルクイナよりも守らなければいけない。沖縄の各地に綱引きがあることは米を作っていた証拠。
田食道弘 島根の農民連の会長をしている。島根は他地域よりも遅れていて、動いたのは農民連だけである。8月4日に県農政部長と会見し、県庁前で街頭宣伝を行った。マスコミが7、8社来て、テレビでも報道された。農民連は過去にも県庁前で活動をやっていたのだが、米問題が深刻ということで報道をしてもらった。吉賀町の取り組みもなされた。島根は保守王国なので他の団体がないのが悩みだが、頑張っていきたい。
福島瑞穂 沖縄の動画が元気でしたよね。農水省と交渉したら農業をしていない面積が増えて農業従事者が減っていることにはなるのだが、それが、個別所得補償にはならない。高市政権の農政も、陸上養殖やビジネス。大規模農業や工業化された農業は応援するけれども、各地で苦しんでいる農業への答えはない。民主党政権の時のように個別所得補償をしないといけないと思っている。農業がダメになって、瑞穂の国がなくなっていいのかと瑞穂は思う。食糧安全保障が大事である。
広島の寸劇、沖縄の音楽のような楽しさの裏に「最初に飢えるのは消費者」というスパイスも
杉山敦子 では、これまでのまとめを実行委員会の金谷さんから。
金谷雅史 これまで様々な報告があったが、それを聞いた私個人の意見だが、消費者の理解度、解像度に違いがあるなと。例えば、もっとフェイス・トゥ・フェイスがよかったという意見があったり、消費者の関心度合いが一様ではない。菅野芳秀さんが「我々はいいんだ。問題は消費者なんだ。何をやっているんだ」と言われたことが印象的だった。つまり、知らない人にどのように伝えていくがすごく大事で、熊本では「最初に飢えるのは消費者」というキャッチフレーズ。かっこがきにするべきだがこうしたことが大事だと。また、広島での寸劇がよかった。最後の沖縄での音楽もよかった。まだまだ、興味がない都市部の人に訴えていくのにはこうした楽しい音楽がいい。
農水省の農政は産業政策だけで地域政策が欠落・地域・いのち・相互連携がキーワード
菅野芳秀 各地からの報告を聞いた。しかしながら、今の農業政策は、産業政策と地域づくり政策があるのだが、産業政策しかない。しかも、そちらも規模拡大一辺倒、生活を守るのならば農業から離れざるを得ない。瑞穂の国がそうでなくなっている。我々は「自給率の向上」と言ってきたのだが、矛を納めるわけにはいけない。来年も再来年も戦う必要がある。
ただ、もう一点、付け加えたいのは国政に訴えるだけでなく、具体的に地域を守ることが必要だということだ。かかりつけ医者が必要。私たちが作らなければならないのは、かかりつけ農家とかかりつけ消費者の連携である。農繁期にはお手伝いしてもらう代わりに、消費者が食に困った時には、食料を持って駆けつける。キーワードは地域、いのち、相互連携だと思う。来季も日本の農業を守るために働きかけていきたい。引き続きどうぞ、共に頑張っていきましょう。
直接支払いなくば長野県の中山間地域農業はたちゆかない
吉田はるみ 一緒に戦っていきましょう。
篠原孝 農家戸数や農業従事者が1960年くらいには1,270万人で全就業人口の30%を占めていた。ところが、この間の農業センサスでは基幹的農業従事者が102万人である。毎年、農民になるのは医師になる人よりも数ない。民主党が政権与党の時に青年農業者のための交付金を1年間で150万円を5年出すことで少しは新規就農者が増えたが、その後は増えていない。やっていけないからだと思う。長野県の一区、中野市では、キノコと果樹が盛んだが、シャインマスカットは不謹慎な食べ物で、1房が2,000円、3,000円する。10aあたりの粗収入が1,500万円から2,000万円になる。1億円農家がザラにできている。こんな農家に対して補助金はいらない。だけれども、一生懸命に耕しても10万円、20万円では作るはずがない。これをなんとかしなければならない。シャインマスカットやリンゴはちゃんと作れても、コメを作る農家には国が感謝の印としてお金を出していかないといけない。それは、卑屈になる必要がない。それがないともたない。新潟平野のように平ならばいいけれども、長野の中山間地域は全部つぶれていく。できるわけないです。そして、こういう水田なしに自給率38%といっているが、このうち22%は米。やっていけるわけがない。政権交代してやらなければ無理だと。ですから、早く政権交代をして衆議院の終活をしていきたい。以上です。
西川将人 立憲民主党。北海道の旭川は、北海道では有数のコメの産地なのだがここでも農家が減っている。今の政策では農地を守っていけない。
徳永エリ 参議院議員を3期15年やっている。農林水産委員会の委員である。まだ、5Kgが2,000円だった以前に「米は高くない」と言ったら、それが、報道されたおかげで 半年間SNSで叩かれ続けた。けれども、今は「適正価格は3,000円から4,000円だ」と言ったら、消費者からは「4,000円でも買う」というリアクションがある。中山間地域の現場は、高齢化、担い手不足、鳥獣被害に直面し、地球温暖化で農産物の品質も下がっている。だから、直接支払いによる所得補償が必要なのだが、消費者も皆が苦しい時代なので、以前のような主張はできない。そこで、「農家が食料と農地を守ることに感謝しよう」と。だから、立憲は食農支払いと呼んでいる。1兆2,000億円を提唱している。
八幡愛 れいわ新撰組。今日、皆さんが言っていることは当たり前のことではないか。農林水産委員会が明日あるので諦めずにやっていく。
山田勝彦 農林水産委員会で質疑をしますので是非、皆さんみていただきたいです。農水省に畜産農家の時給を確認したらマイナス1万3,000円の赤字だと。米農家の自給が10円で畜産農家の自給がマイナスであれば、これでは誰も農業を続けなくなってしまう。すべての農業者に安定して安心して農業を続けるためにはやはり所得補償制度が必要ではないでしょうか。そういう当たり前の農政を求めて皆さんと共に声をあげていきます。ともにがんばりましょう。
松木ケンコウ 皆さんが言ったとおりです。山田正彦先生と会えたのが一番うれしい。がんばりましょう。
岩渕友 「米が足りない」と委員会で言い続けてきたが、ようやく認めて増産となったら、また、政権が変わったらまた後戻り。政府は需給を見誤ったのに、生産者は需要に応じた生産ができるのか。生産を続けていけるだけの価格。それを作っていく。農業予算を抜本的に増やせ。私も力を合わせて頑張りたい。
紙智子 今、洪水のように離農が増えている。地域を無くしていかないと。やはりこの訴えは事実だし、真剣だから人の心に響く。そういう真剣さで望んでいかなければならない。各地を歩いている。本州も鳥取、愛媛にも行った。日本の農政を変えなければいけない。消費者もわかっている。
地方自治体では自給率向上や所得補償を議会が議論
杉山敦子 地方議員も頑張っておられるので、鶴岡の草島さん。
草島進一 9月議会で全会一致で自民党も賛同して、所得補償を出した。12月議会も相当数意見書が出ている。今のままで次の世代がやれますかと。米どころの鶴岡市でも出来ますかと。自民党でも賛同している。
杉山敦子 栃木市議会でもあったという報告を。
高橋宏通 栃木市議会も今朝連絡、自給率向上と所得補償が全会一致で採決される見込み。
杉山敦子 草島さんの意見書も共有できるので。で、垣根を超えてどうやっていくか。
農水省は国税をかけて除草剤を散布する乾田農業を推進
下山久信 意見じゃなくて報告。今日、農林水産省が1時から5時まで田植えをしないコンソーシアムの2回目をやっている。1回目は、徳本修一さんが出演したが、ガイアの夜明けやNHKが取り上げて、いいことばかりで、まず、最初にラウンドアップを3、4回は播く。つまり、農薬が多いことが言われていない。そういう政策を農水省が40億円かけて推進している。今日は、企業がいっぱい参加している。こういう流れが出来ている。ドローンで農薬を散布すると、水田からメタンガスも出てこないと。バイエルの社長がスイスのダボス会議で「アジアの水田農業がいけない」と言ったことが背景にある。つまり、これは、国際農薬会社の陰謀だと思っている。
杉山敦子 税金がそういうことに回っているということです。
武田まさひと 稲城市議会の立憲の議員である。生産緑地がある。百姓一揆の話をすると「ああ、米の話ね」と言われる。なし農家が多いので非常に反応が悪かった。ただ、来年から建設環境委員会、農業推進基本条例を作ろうという気運になってきた。30区とあったが、これプラスして、日野市と八王子市が参考になる。まずは多摩の地域で新しい風を起こしていきたい。新規就農も難しいので研究していきたい。
杉山敦子 まず、飢えるのは東京なので、農業をどう考えるかを。
T 千葉県の鴨川から。新規就農者が増えるのにどうするかが一番の問題。老齢化で地元農家は諦めている。手遅れというのが実感。僕らは移住者なのだが、移住者2、3年前から増えていて有機農業、半農半X。旧三芳村は地元が15名、30名くらいが移住者。しかし、彼らは消費者と産直をやっていてもその後継者がいない。入ってくる人は蛸壺で横のつながりがない。蛸壺からでて場作りが大事なので第1回の会議をやった。地域を再生すると。地元には失礼だけれども後継者がいないので、地元にはそんな意欲はない。移住してきた有機農家がやるしかない。傲慢だけれども、新規就農者をどうやってするか。研修制度を整える。機械を銀行でリース。所得保証。システム的に回せるようにすることで素人でも構わないけれども米作りができる。そういう状況があるのでどう作るかが最大の問題だと思う。
杉山敦子 そこへの支援がないことも言われ続けていますが。
O 千葉からです。関連で。長期的展望を持たなければいけない。今農家の平均年齢が70歳をちょっと切っている。農業に関心を持って農業をやる人をどうやって育てるか。農業大学校がある。農業系の高校、大学、農業大学校で合格した生徒は無償とする。そういう道を用意することが農業への関心を増やすことにつながっていくと。
杉山敦子 消費者と生産者との垣根をどうやって崩していくか。圧倒的に消費者が多いので。
堀井修 我々の勉強会とかで医者が出てきた。出鱈目のものを食っている。だけれども、腸内細菌は100年前のと同じですよと。パンを食っているからアトピーになる。要は食べ方。今回の百姓一揆で菅野さんと約束したのは、若い衆を探そうよと。大学のゼミからそれを組織しようと。それに手をつけるしかないんだ。今、遺伝子組み換えで水田を乾田化してメタンを出さないようにするとか。ラウンドアップレディはその典型で、完全に日本の農業を潰そうという最後の仕上げだね。我々の知っている農水省の役人がカナダに行ったら「小麦は人間の食べ物だから、遺伝子組み換えをしない。ダイズは人間の食い物ではないから遺伝子組み換えをする」と。つまり、いろんなことが企まれているのかなと。そういう動きを察知して潰していかないと。多くの皆さんに知ってもらい「私がやるよ」と言ってもらいたい。年寄りが出る幕ではないのだがのさばっている。
伊藤政志 先ほど、担い手の育成の話があったが、一時期、年間150万円の支給とあったが、10年以上やっていかないと続かない。農業大学校に5年間、月1で通ったが、農業をやってみたい若い人が多かったが、有機農業を教えているところが少ない。無農薬とか有機に踏み出していくのは本当に少なく、岐阜県の白川町とか本当に少ない。そこで、まず、一般の農業からやってそれから有機に転換していく。最初から有機農業でやって失敗したらどうなのかなと。ベースのお金は年間で200万。肥料とかも入れていくともっと経費もかかる。10年以上やらないと定着しないと5年くらいで終わっちゃうと担い手も消えていってしまう。なお、農業センサスでもこの5年で30万以上がなくなっている。なお、センサスでの平均年齢68歳が67歳になったのは高齢者が辞めたからである。
杉山敦子 まさに1%が1億人を支えている感じでした。
S 財務省の前でデモをやっている。とにかく、今日、語られているこの事実を皆が知らない。だから、消費者をどう巻き込んでいくか。それが命題。沖縄の「ええじゃないか」もあったが、今の消費者はストレス満タンで、「消費税反対」とやってもほとんど関心がない。だから、お祭りっぽくして、人を引き寄せると。そして、東京は物流が止まったらなくなると。非常に大変なことを入り口を易しく訴えて仲間を増やしていく。明るく楽しくこの活動を消費者に向けてやっていくことがいいんじゃないか。
山田正彦 昔、四公六民だと食えたが、五公五民だと一揆が起きた。それは、農家が食べられないからだ。今も農家の収入の5割は公的に49%払われている。そこで、令和の一揆をしないと日本の農家がやっていけない。そのことをわかってもらう。さきほど、徳永エリさんも言いましたけれども、蒲谷さんも言ってくれましたけれども、蒲谷さんは「あの程度でいい」というのだが、10aあたり、皆に1万5,000円を支払う所得補償をした。私も世界を各地を回ってきたがどこもやっている。ヨーロッパも農家収入の8割が税金。アメリカでも調べたらアメリカも農家が赤字で4割は国からの所得補償。ところが、これが日本にはない。これが大事なことだと思っている。だから、是非とも個別所得補償を実現して欲しい。もう一つは新規就農者の対策。実際に農業で食べていけるには最低でも5年はかかる。だから、月に15万円ずつお金を出す制度を実現した。それがあると本当にありがたいと。そうしたことを言いたくて、今日も参加させていただいた。
S 松戸市から来た。流れからして、これまでの話をぶち壊す話なるが覚悟して聞いてほしい。先ほど遺伝子組み換え農産物の話があった。フランスの女性監督が「不自然な食べ物」という映画で、モンサントの悪業を暴いている。遺伝子組み換えの小麦の問題である(注)。また、10年前に上梓されたウイリアム・デイビスの『小麦は食べるな』(2013)日本文芸社とデイビッド・パールマターの『いつものパンがあなたを殺す』(2015)三笠書房という本。今の小麦のために風船みたいに膨らんだ肥満体が起きている。グルテン、パーキンソン病、心臓病、アルツハイマー病。皆、小麦が原因である。これを証明したのが、ノバク・ジョコビッチの本『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(2015)三五館である。現実にそういう時代が来ているからほとんどが病人である。だから、小麦を輸入するな、米を食べろ。そして、日本の国産の小麦を守るために。
(注)小麦は遺伝子組み換えではない。発言者の誤解
大切なことをメディアが伝えないからかかりつけ農家システムで応援を
山口ひとみ 山形でシンポジウムをやったのだが、新規就農者でも力がある人はネットを使って自分で米の値段を決めている。ただし、「新しく新規就農した人を支えていくことが理念としてあるべきだよね」と菅野芳秀さんも言っている。それが、かかりつけの農家を作ること。小さな農家ならば200人の消費者がいれば食べていける。ただ、そこまでの仕組みを作ることができない人もいるので、どうやったら安心して食べていけるのか。それには、小さな情報の交換をやっていければいい。それとメディアの力が大きい。伝えなければいけないことが、1、2社のまともなところからしか入ってこない。これに声としてあげることが大事ではないか。気づいた消費者は手を上げることでつなげてもらいたい。
U 院内集会でたくさんの農家から言葉があり、小田原のジョイファームから長谷川功さんを選んだ。ジョイファームは果樹園なので、政府が「サツマイモを作れ」と言ったらそれは可能ではないと。果樹では跳ねたものを持っていっ
S 山口県の岩国市でわさび農業をやっている。来年には農村RMOを行政と一体となってやろうと思っている。千葉の田中先輩が言われたように担い手不足が深刻だが、防衛と安全保障の関係で専門的な先生方と話をしているのだが、根本的に変えることは自衛隊の予備役である。日本は4万人だが、韓国は34万人、中国は2,000万人。圧倒的に兵力がない。だから、屯田兵をやれと。それで、農民と自衛隊の予備役を作ることができると。もう少し大きな話は今の中央集権が問題なので、地域から変えなければいけない。廃県置藩をすべき。
草島進一 要は消費者も理解して税金をかけろということ。今の農業予算の2兆円を5兆円にするべき。
杉山敦子 では、3月29日の計画について藤松さんから
自給率を高めることは他国の農業を守り最終的に移民問題も解決する
藤松泰通 皆さんの話を聞いていて皆同じだなと思った。明るい希望のある未来、健康な食があるために、まず、消費者の方を含めた声で発信していくことが大事であると。消費者とつながることが大事であると。実は、農家と消費者とが切り離されている。乾田直播も企業が中心となるし外国に利益となるし、輸入も危険なので。「コメがなくても小麦を食べればいい」という意見もあるが、小麦の値段も高騰しているし、台湾有事が起これば輸入されるかどうかも不透明である。本気でやれば田んぼでも1,000万tを作れるのが、それだけの生産をしなくても、フードロスの問題もある。畜産も国内に循環されてない家畜分を堆肥にして使えば化学肥料に頼らずとも自給できると思っている。それまで日本はずっとそうしたことを行ってきたので、百姓の技、技術があれば日本の農業は世界に対して解決策を提示できるのではないかと思っている。
今、先進国、アメリカもEUも移民問題で困っている。というのは、先進国は輸出型農業を行うことで輸出先の農業を破壊してしまう。そうすると、そうした国の農民が移民となって海外に脱出する。つまり、輸出型農業は自業自得であるので、自国農業を守ることが他国の農業を守ることにもなると思う。消費者とつながる勉強会を3月29日にして、農民としての声をあげていきたい。いい会になったと思う。
杉山敦子 同じ日に開催してくれれば注目度も変わるので自分毎として考えてもらえればと思う。では、最後、山田先生から。
山田正彦 提灯行列は私が思いついたんですけれどもね。少し古いかな。小さいのが750円。蝋燭をつけて、提灯を持って日比谷公園を4時半くらいのからだと暗くなってくるので、有楽町まで歩こうかと。欧米なりの個別所得補償を。提灯も一括して買うと安いので。
杉山敦子 日比谷公園は工事中なので、今年と同じ青山公園になるかなと。
高橋宏通 今日、皆さんに呼びかけたいのは、統一行動としてトラクタープラス提灯行列をやりたい。これを半数以上の都府県でやって、国に対して農家の声を届けることをやりたい。本日は、一般参加が63名、国会議員13名プラス秘書。マスコミ6名。ウェブが40名である。
編集後記
本稿は、2025年12月17日(水)14:00~17:00にかけて、「令和の百姓一揆実行委員会」の主催によって、衆議院第2議員会館多目的会議室で行われた意見交換会の内容をまとめたものである。
なお、これも、あくまでも、会場での聞き取りメモを再整理させていただいたものとして正確さに欠けることをご理解いただきたい。また、一部は編集子が席を会場から立ったことから発言が抜け落ちている部分があることもご承知願いたい。そして、後半の一般発言は個人情報のことからイニシアルにさせていただいた。さらに、パラグラフも編集子が勝手につけたものである。
ただ、ここでの話題もKJ法で整理することで「こういう構造になっているのか」と参考になることがあるのではないかと思っている。
さらに、この閉会後の同じ会場での懇親・交流会も大変に参考になったことを申し添えたい。