常陸大宮市学校給食オールスターズ
大高康男 2,500人分15校に提供して いる。ご飯もできるし、揚げ物もできる。
萩谷茂 で、有機食材の割合は?
大高康男 昨年は17%。今年は23%になっている。
萩谷茂 僕が現地に行ったときには「有機で元気」という掛け声があったのですが「学校給食から育むウェルビーング」というフレーズが気になった。事前にいただいた資料でも困難があったと。そのあたりの説明を。
大高康男 なぜウェルビーングにしたのかというと、原点に戻って考え、角度を変えて考えたと。まず、腸内細菌が喜ぶと各臓器が良くなる。そして、腸脳相関もある。様々な分野の人がやることで人とのつながりが良くなるよねと。
萩谷茂 ありがとうございます。では次に栄養教諭さんから。
植田琴 山形小学校の栄養教諭です。今日の資料の表紙の子どもたちが笑顔で元気な写真もうちのものです。
萩谷茂 資料を見ていると生産者がどのように作っているのかの情報を共有したりとか、そして、子どもたちも一緒に作っているんですかね。
植田琴 はい。カモスフィールドで収穫して、それで味噌汁を作っています。
萩谷茂 こうしたことをどういうカタチで子どもたちに還元していくのでしょうか。そこには、どんな狙いがあるのでしょうか。
植田琴 子どもはとても素直なので、一口で食べて[良い]リアクションがある時もあれば、「えっ」と言われる日もある。子どもの呟きが悲しい時がある。なので、子どもたちに栄養の知識だけでなく感謝の知識も知ってもらいたいと思ってやっている。
萩谷茂 いいですね。こういう人たちがいるのでオーガニックの学校給食が実現していると思う。では、次にカモスフィールドの横山さん。施設を拡大しているという話は先ほど秋山組合長からも出ていたのだが、どういうコンセプトでやっているのでしょうか。
横山慎一 いつも40分で説明しているのを1分で説明すると、私たちは微生物のお世話係。微生物を育てると。そして、微生物の変化に気づいてあげる。それは、子育てに近い。
萩谷茂 次にもう一人の農家、野上勉さん。この写真のように奥さんが秋山さんを虐めたりしていますよね[会場笑]。奥さんも機械の免許を取られているとか。
野上勉 はい。作っているのが水稲が多く、重いものは僕が運ぶ。そこから先の作業は奥さんにお願いしています。
萩谷茂 いまは農機具も女性が扱えるようになったのですが、これが田んぼで、こんな感じですが、この水路についてだけ説明を。
野上勉 ビオトープと言ってこの浄化区間になっているのです。パイプラインを通している。ここが生物の住処になって農薬とかが入っている水が浄化されると。
萩谷茂 では、次に組織をまとめる側で、JA常務理事の小林美雪さん。
小林美幸 JA常陸の管内には11市町村もあるので、市町村の皆さん、常陸大宮市を見習いながらやっていきたいのでお願いします。
萩谷茂 組合長は強気なので。で、最後に全体をまとめていただいているので、常陸大宮市からその立場からコメントをいただきたい。メディアにでるのも多くなっていますし、神様にお願いしたり。
農林振興課疋田徹治課長補佐 神様は私ではなく組合長からの発案なので。私は多くの人に支えられるのが地産地消だと思っている。イベントをやることで皆さんの心を集めればとイベントをやっているのだが、私はイベントが嫌いなのでうちの女性がやっているので女性職員にまかせている。
萩谷茂 こういう人たちもいるのでできるのですね。JAグループ茨城もいろんなところで情報を紹介しているのだが、常陸大宮市がどうしてもイベントが多い。神事を含めて神社に奉納したりと。素晴らしいことだと思っている。で、最後に話題になっていたが、有機農業をやっている2ヶ所、三美地区という畑と有機の田んぼの地区。これがまとめっているようだが、協定の話。どう慣行農業と共存していくのか。
萩谷茂 そう言いながらも水を共有するので水を入れ換えたと。
疋田徹治 そこは農地の斡旋なので、それをバックアップするのが役所の役割なので。
萩谷茂 有機の農地が水路に並ぶようにしたんですね。もう一つは農薬の関係で、隣にある慣行農業をやっている人との関係で協定書ができたと思うんですが。
疋田徹治 耕作者が変わってもやれるには協定がいいのではないかと。反対はゼロであったので。
萩谷茂 ということで、「子どもたちのために」をキーワードにすればいいと思います。
編集後記
本稿は、2024年11月8日(金)16:05~16:30にかけて、常陸大宮市オーガニック給食フォーラム実行委員会の主催によって、常陸大宮市文化センター・ロゼホールとオンラインで行われた「第2回全国オーガニック給食フォーラムin 常陸大宮」での「常陸大宮市の事例報告~常陸大宮市学校給食オールスターズ」と題して、JA茨城中央会の萩谷茂氏のコーディネーターでなされた関係者のミニシンポジウムの内容をまとめたものである。あくまでも、会場での聞き取りメモを再整理させていただいたものとして正確さに欠けることをご理解いただきたい。
25分という短い時間の中でも、給食が提供できる仕組みが明確に伝わってくることがわかる。常陸大宮の取り組みは、例えば、学校給食センターの考え方はこの動画で、市の取り組みについてはJAいばらぎのこの動画で見ることができるので、さらに興味を抱かれた方は是非、この動画サイトも参照されたい。
25分という短い時間の中でも、給食が提供できる仕組みが明確に伝わってくることがわかる。常陸大宮の取り組みは、例えば、学校給食センターの考え方はこの動画で、市の取り組みについてはJAいばらぎのこの動画で見ることができるので、さらに興味を抱かれた方は是非、この動画サイトも参照されたい。
なお、こうした形での情報発信はかまわないと承諾いただいたJA茨城中央会の萩谷茂氏を始めとする主催者の皆さんにこの場を借りてお礼をもうしあげます。






